ミツロウができるまで~養蜂体験してきました~
アクセサリーに使用する石をインドへ買い付けに行っている、アクセサリー作家のお友達から聞いたインドでのミツロウ事情…なんと、蜂の巣を手で握りつぶして採取してるんですって。
そんな衝撃的な話しを聞いてから数年が経ち、多摩のハチミツで有名なみつばちファームさんへ養蜂体験とミツロウキャンドルandハンドクリーム作りに行ってきました。
はちみつやミツロウも購入できる、みちばちファームさんのサイトはこちら→こちら
こちらでは、ハチミツやミツバチ、養蜂について学ぶことができ、ミツロウキャンドルやミツロウクリームを作るワークショップも開催されています。
この日の朝は雨降りだったため、雨宿りして帰れなかったミツバチたちが一斉に巣箱へ帰ってきました。
ハニカム構造の巣は、少ない労働力で効率良く作れるんですって。
ミツバチは幼虫時代に一人で歩くことができないので、働きバチから花粉やハチミツを食べさせてもらい大きくなります。
女王蜂は毎日、多いときは2,000個の卵を産み、しかもオスメスの産み分けができるそうです。
オスバチは働きバチより体が1.5倍くらい大きく、幼虫時代に入るハニカムも少し大きめです。
働きバチはみんなメスに対して、オスバチは子づくり以外なにもしないと聞いて驚いたけど、子づくりの季節が終わる秋冬になると家から追い出されるんですって。
ちなみに女王蜂は一つの巣に一匹いて寿命は3年くらい。普段はフェロモンを発していますが、老化によりフェロモンが少なくなると、回りの働きバチが女王蜂がいないと思い込み、卵の中から次の女王蜂を決めます。
⇓この中に女王蜂がいます。
次の女王蜂になる卵が幼虫になると、餌はローヤルゼリーのみ与えるそうです。
女王蜂は女王蜂として産まれるわけではなく、幼虫の頃に食べる餌により女王蜂になるんですって(^ ^)
ミツバチには役割分担があり、幼虫の世話をする係、外に蜜を取りに行く係、部屋を掃除する係etc…役割分担はたくさんあります。そして生涯決められた役割に従事します。
ハチミツの原料となる花粉や蜜は、採ってきたミツバチからハチミツを作るミツバチに玄関先で受け渡されます。
ハチミツを作る係は、花の蜜を体内に入れて酵素で分解し、体外に出しハチミツを作ります。
そしてミツロウは、体内に入ったハチミツをお腹にあるロウセンからだして巣を作ります。
ミツバチが作るハニカム構造の巣、これがミツロウです。
ハチミツ 7kg〜8kgを使って、1kgのミツロウができます。
ミツロウは他のキャンドルワックスに比べて高価ですが、このハチミツの消費量を考えると納得ですね。
ちなみにミツロウは、その時の原料となるハチミツに使われる花の蜜や花粉により色が変わります。
花粉が多いと黄色くなり、トチノキ、エゴノキ、その他の花の種類により白かったり黒かったりするそうです。
ちなみに黒っぽいミツロウの方が質が高いんですよ(^ ^)
こうして作られたミツロウは、巣からハチミツを採取した後の副産物として、不純物やローヤルゼリーを取り除かれて出来上がります。
そして「ハチミツを採取した後の副産物」、ここがポイントです。
主役はハチミツですから、その副産物であるミツロウの対応は後回しになります。
そうなるとミツロウにカビが生えたりしてカビ臭くなってしまうのですが、みつばちファームさんのミツロウは質が良く、香りも甘いハチミツの香りがします。
国内産の多摩ブランドのミツロウですから、キャンドル作家さんたちにぜひ一度は試していただきたい。
洗顔や化粧水で肌を整えるときに使うハチミツ♪百貨店だと一個3,000円はするのに、みつばちファームさんでは一個300円で販売されてました。
農家さんで作られた新鮮なお野菜が、一袋50円〜100円で販売されていたので購入〜都内なのに自然豊かで清々しい。
山と山の間に雲がかかって美しい。
ジェラートも美味しかった〜♪
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